2015年10月29日
鶴見駅にホームドアを
 平成27年第3回定例会は10月21日に閉会となりました。
 今回の定例会では一般議案ならびに補正予算に加え、平成26年度の横浜市決算についての審査も行われました。決算特別委員会では都市整備局を担当し、多くの区民が利用するJR鶴見駅の安全対策について質問しました。

 市営地下鉄ブルーラインでは平成19年度に全駅でホームドアが整備され、整備前には年間20件程度の転落事故が発生していたものの、整備後はゼロとなり、整備効果は顕著に現れています。一方、JR鶴見駅の朝のラッシュ時間帯は、ホーム上に利用者が溢れ、いつ転落事故が起きてもおかしくない状況です。これまでも多くの方々からご指摘を頂いており、平成24年度予算特別委員会、さらに平成26年一般質問においても度々取り上げてきました。

安全性大幅アップへ

 ホームドアを整備することで、利用者の安全性が確保されることはもとより、高齢者や障がい者も安心して駅を利用できるようになります。人身事故による輸送障害を防ぎ、鉄道運行の安定性が確保されることなど、多岐にわたる効果が期待できます。

 国としてもホームドア整備を進めることが閣議決定されていることもあり、都市整備局長からは「補助金を交付する国、県と連携して、予算の確保に努めるとともに、補助制度の積極的な活用を鉄道事業者に働きかけ、整備を促進していく」との答弁がありました。

 市内第3位の人口を抱える鶴見区にとってJR鶴見駅は重要な駅です。整備等については基本的に民間事業者が主体となりますが、横浜市としても費用負担の課題解決や、鉄道事業者等と協力し事業手法などについても検討していく必要があります。時間がかかっても、着実に安全対策が進むよう、引き続き議会の中での議論を深め、着実に要望を続けて参ります。
 合わせて、今回の決算では、本年6月から施設の使用が中止されている鶴見川漕艇場の修繕に向けての対応や、「よこはま多世代・地域交流型住宅」のモデル事業として本年4月にオープンした高齢者向け住宅内の地域交流施設の利用率向上に対する行政のかかわりなどについても、横浜市の対応を求めました。

 今後も責任ある議論を通し、地域課題の解決に向けて働いて参ります。

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